ドライバーを握るたびに右へ大きく曲がってしまう「スライス」
OBを連発してスコアを崩した経験、きっと誰にでもありますよね。
従来は「アウトサイドイン軌道が原因」と言われてきましたが、実はそれだけでは説明できません!
本当にスライスを直すには、最新の Dプレーン理論 を理解する必要があります。
この記事では、
スライスの本当の原因から、
真っ直ぐ飛ばすための基本チェック、
すぐ試せる改善ドリル、
そして根本的な解決法まで徹底解説します。
この記事を読み終えたとき、
スライスが出る本当の原因とは?

✅ 旧来の「アウトサイドイン理論」の限界
かつてスライスは「アウトサイドイン軌道が原因」とされてきました。
確かにカット軌道は右回転をかけやすいのですが、それだけでは説明がつかないケースも多く存在します。
例えばアウトサイドインでも、フェースが左を向いていればボールはフックするのです
つまり「軌道=曲がり方」という一面的な理解では不十分なのです。
この理論の限界を補うものとして登場したのがDプレーン理論。
アウトサイドインがスライスと思っている人は、
✅ Dプレーン理論が解き明かすボールの曲がり方
Dプレーン理論では「打ち出し方向の約7〜8割はフェース角が決める」とされます
そして「曲がりの量と方向は、フェース角とクラブパスの差=フェースパス差」が生み出す要素です。
つまり、
で決まります。
この視点により、
従来のように「アウトサイドインだから必ずスライス」という単純な理解ではなく、
✅ フェースパス差とスピン軸の傾きで決まる弾道
ボールはインパクトの瞬間に「回転軸(スピン軸)」を持ちます。
このスピン軸が右に傾けばスライス、左に傾けばフックとなります!
傾きはフェース角とクラブパスの差によって生じ、飛行機が翼を傾けて旋回するように、ボールもスピン軸が傾くことで曲がり続けるのです。
つまりスライスは「アウトサイドインだから」ではなく、
この仕組みを理解するだけで、改善への取り組み方が大きく変わるのです。
✅ ライ角が与える隠れた影響
さらに見逃せないのがライ角の影響です。
インパクト時にトゥアップならフェース投影が左を向き、スピン軸は左に傾きやすくなるのです!
逆にトゥダウンなら右に傾き、スライスを助長します。
つまり、フェースパスがゼロでもライ角によってフックやスライスが生まれるのです。
「理論上はストレートのはずなのに曲がる」ケースの多くは、このライ角の影響が原因です。
かなりややこしい話になってきますが、
スライスを直すだけでなく、“飛ばす”ための土台作りも大切です。
👉 【飛距離アップのための4つの練習法】もあわせてチェックしてみてください👈
真っ直ぐ飛ばすための基本チェックポイント

✅ グリップとアドレスを正しく整える
スライス改善の第一歩は、クラブを正しく握ることです。
グリップが弱い(左手が上から被さっていない)とフェースが開きやすく、右への回転が増えてしまいます。
左手のナックルが2〜3個見えるくらいの「スクエア〜ややストロング気味」のグリップが望ましい
また、アドレスでは肩のラインが目標に対して平行になるよう注意しましょう。
肩が開いて構えると、無意識にアウトサイドイン軌道を助長してしまいます。
✅ スタンスとボール位置で弾道は変わる
スタンスやボール位置も、弾道を左右する大きな要素です。
理想は「肩幅と同じか、やや広め」のスタンスです。
ボール位置はドライバーなら左足かかと内側が基本。
スタンスとボール位置を整えることは、Dプレーン的にもフェースとパスを自然に揃えるための必須条件です。
✅ 力みをなくすリズムとテンポの作り方
スライスを恐れて力むと、逆にフェースが開きやすくなります。
力が入ると腕や手首が硬直し、リリースが遅れるからです!
※詳しいリリースの方法はこちらの記事を参考にしてください。
そこで重要なのがリズムとテンポ。
例えば「1・2・3」でバックスイング、「4」でダウンスイングに入るように、一定のリズムを体に刻むとスムーズに回転できます。
また、
リズム良く振ることが、フェースパス差を小さくし、真っ直ぐ飛ばすための大前提になります。
スライス改善のための実践ドリル

✅ ティーアップ練習でフェースとパスを揃える
よくある練習ドリルとして、
というものがあります。
クラブがインサイドから下り、フェースが目標方向に向けば、
Dプレーン上でスピン軸は傾きにくくなり、真っ直ぐな弾道が生まれます!
ただし、後方からのスイングチェックを必ず行ってください。
正しくスイングを理解し、その上でやるとより効果的にあなたの実力を上げてくれますよ!
✅ スロー動画でスイング軌道を客観的に分析
自分のスイングは、自分ではなかなか正確に分からないものです。
そこで有効なのがスマホでのスロー動画撮影。
正面と後方の両方から撮ることで、
「フェースはどちらを向いているか」「クラブパスはどの方向か」が一目で分かります!
動画をチェックすると、
多くのゴルファーが思っている以上にアウトサイドから下ろしていたり、フェースが開いていたりします。
ようになります。
✅ ハンドファーストでインパクトを安定させる

スライスを繰り返す人は、
インパクトで手元が遅れ、フェースが開いた状態で当たることが多いです。
これを防ぐのがハンドファーストのインパクト!
左手を目標方向に先行させてインパクトすると、
フェースが自然にスクエアになりやすく、弾道の安定感が増します。
練習法としては、
しかし、根本的なゴルフクラブの使い方を学ばないと、
色々な不安と戦い続けることになる可能性も、、、
👉詳しくはこちらの「本当のゴルフスイングとは?」をご覧ください👈
👉こちらの記事も参考にしてみてください「ゴルフ上達❼】ハンドファーストで安定したショットを」👈
✅ 下半身主導でスイング再現性を高める
上半身だけで打とうとすると、軌道が不安定になり、フェースが開きやすくなります。
逆に、
下半身リードで回転する動きを習得すると、毎回同じリズムでスイングでき、再現性が格段に上がります!
具体的には、
「左足リードの素振り」
「腰の回転から始動する意識」
を持つと、クラブパス(スイング軌道と同義)が安定します。
Dプレーン的にも、下半身主導はフェースとパスの差を縮める最重要要素。
長期的にスライスを防ぐには下半身の使い方が鍵になりますし、
クラブの使い方も同時に学ぶことをおすすめします。
👉詳しくはこちらの「本当のゴルフスイングとは?」をご覧ください👈
✅ 「本当のゴルフスイング」で体系的に習得
部分的にドリルを試すだけでは、一時的にスライスが直っても再発しがちです。
そこで必要なのが、
体の使い方を仕組みとして理解できる体系的な学び
僕が提唱している「本当のゴルフスイング」は、
Dプレーンをベースにした理論と実践ドリルを組み合わせて構築しており、短期間でスライスを根本改善できます。
さらに「下半身リード」と併用することで、
飛距離
方向性
再現性
がすべて向上します。
スライスを完全になくしたいなら、体系的に学ぶのが最短ルートです。
本当のゴルフスイングが気になる!という人は下記をチェックです。
👉詳しくは「本当のゴルフスイングとは?」をご覧ください👈
下半身リードを意識しすぎない

巷では「下半身リード」で打とう!というものが多くあります。
しかし、それだけでスライスが収まるものではなく、
スイングはあくまでも体全体の連動によってなりたっているのです!
なので、
正しい腕の動き
正しいゴルフクラブの動き
正しい回転
正しい下半身の動き
を身に付ける必要があるのです。
そんな一連の動きを覚えるための方法があるとしたら学びたいと思いませんか?
きっと、あなたの心は大きく動かされるでしょう。
👉詳しくは「本当のゴルフスイングとは?」をご覧ください👈👈
まとめ|スライス改善の決定版はDプレーン

スライスは「アウトサイドインだから出る」と単純に片付けられるものではありません。
本当の原因はフェースとパスの差(フェースパス差)とライ角によって、スピン軸が傾くこと。
このDプレーンの仕組みを理解すれば、なぜ曲がるのかを正しく説明でき、改善への道筋がはっきり見えます。
改善のステップはシンプルです。
- グリップ・アドレス・スタンスを整える(基本チェック)
- ドリルでフェースとパスを揃える感覚を養う
- 下半身主導で再現性を高める
こうして積み上げれば、スライスは必ず克服できます。
スライス改善のポイントを押さえたら、次は“飛距離アップ”に挑戦してみましょう。
👉 【ゴルフ上達】飛距離アップ練習法|効率的に飛ばす4つのドリル徹底解説】👈
ただし、部分的に直すだけでは再発のリスクがあります。
だからこそ、体の使い方を体系的に学べる
「本当のゴルフスイング」 を手に入れることが、最短で確実な解決法です!
そして、さらに深く学びたい方はこちらからどうぞ👇
👉詳しくは「本当のゴルフスイングとは?」をご覧ください👈
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