- え?フェース面が開くからスライスじゃないの?
- 新飛球法則(Dプレーン)はどうなの?
今回のテーマは”新飛球法則(以下Dプレーン)”の解説をしたいと思います。混乱させても良くないので、始めに結論を言っておきます。
まずは下の画像をご覧ください。

- 飛球法則⇒左へ出る
- Dプレーン⇒右へ出る
全く逆の結果に!?
順番に解説していきます!

簡単にこの記事を書いているやつを紹介します!
ゴルフ歴:30年
ベストスコア:65
ゴルフ指導歴:20年以上
延べ指導人数:約2,000名以上(内競技会優勝者多数)
え?フェースが開くからスライスじゃないの?
以前にお話しした「旧飛球法則」では、アウトサイドイン軌道では左へボールが飛び出し、そしてスライスするというお話しをさせてもらいました。


Dプレーンでもスライスするというのは同じですが、ボールの飛び出す方向が違います。
Dプレーンでは、
アウトサイドイン軌道によるスライス+フェースが右を向いて当たっているということで、
文字では分かりにくいので下記で表にしてみました。


旧飛球法則とDプレーンでは、ボールの曲がり自体に変わりはありませんが、出だしが全く違っています。
これはコースマネジメント上大問題になります。
そもそも狙う場所が変わります。
ボールの飛び出しは場合によってはOBなのかOBじゃないのかにも繋がってくるので、理論で逆だと言われるとちょっと困りますね。



え~、これは僕にとって大問題です、、、



だよね^^;
Dプレーンと飛球法則のどちらを信用したらいいのか?
以下で詳しく解説するね!
じゃあ、Dプレーンはどうなの?
Dプレーンにも少しだけほころびがあります。
ボールはフェース面の方へ飛び出すとしました。
アイアンで約75%、ドライバーで約80%という数値が出ています。
これは当たった瞬間と飛び出す瞬間でタイムラグがあるからです。
ボールはゴムで出来ているので、フェースに当たった瞬間つぶれて飛び出すまでに少し時間がかかります。
そのため、当たった瞬間の角度(アタックアングル)と飛び出す瞬間(飛び出し)では違う角度になります。





上記動画を見ると、インパクトでボールがつぶれて飛び出すまでにタイムラグがあることが分かるね!



なるほど~凄い映像ですね!
結論はどっちなの?
実は上記の数字「アイアンで約75%、ドライバーで約80%」が結論になります。
スイングを作っていく上で上記数字を知っていると、
今のツアープロは映像と弾道分析器を駆使して上達しているわけですね。



う~ん、要するに球筋とスイングの両方から考える必要があるということですね。



え!?凄いね!ちゃんと理解出来ているね!^^



合っていたんだ、、、
うん、うん、、、。
まとめ(感想なので読み飛ばしてください)
Dプレーンという概念が発表されたのは実は9年前で、そう聞くとずいぶん前の話しになります。
しかし、ゴルフの理論としては割と新しい部類に入ります。
長らく旧飛球法則でボールを操っていたという事実があって、実際にその通りに打っていたはずでしたが、実は違っていたという衝撃でした。
しかし、旧飛球法則が出た当時は「糸巻ボールにパーシモンヘッド」の時代だったので、ボールのつぶれ具合が大きくフェースが当たった瞬間と飛び出す瞬間の角度の差が大きかったはずです。
当時はハイスピードカメラもトラックマンに代表される弾道分析器も無かったので、打つ人の感覚に頼っていた部分はあったと思うので、僕的には仕方ないことだったのだろうと思います。
また、ゴルフクラブはシャフトのねじれ(トルク)やしなり、フェースのトゥー側、ヒール側に当たることによるギア効果もあります。
更に言うと、ヘッドスピードも各々違っていて、色々な要素が絡み合っての結果となるのである程度正しいだろうという方向へ進んでいくことは仕方がないと考えています。
少し難しい話しになりましたが、そうなんだ~ぐらいの感じOKです!
最後までありがとうございました!
またのご来店をお待ちしております!
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